神ヤス番手別ガイド
― #120〜#10000の使い分けと厚みの選び方 ―
ゴッドハンドの神ヤス(スポンジ布ヤスリ)は、ガンプラ製作の必須ツール。番手と厚みのラインナップが豊富すぎて、最初は何を買えばいいか迷うはず。この記事では「番手をどう使い分けるか」と「厚みは何を選ぶか」を、用途別に整理して解説します。
そもそも神ヤスとは?
神ヤスは「布ヤスリにスポンジを貼った構造」のヤスリ。普通の紙ヤスリと比べて次のメリットがあります。
- 曲面に追従する:スポンジが柔らかく、丸みのあるパーツにフィット。
- 傷が深くなりにくい:力加減を吸収するので、均一に削れる。
- 水研ぎOK・繰り返し使える:耐久性が高く、コスパも良い。
番手の使い分け:粗 → 細の順番マップ
番手の数字は「粒の細かさ」。数字が小さいほど粗く、大きいほど細かい。用途別に大きく4ゾーンに分かれます。
番手別の具体的な使いどころ
#120:粗削り(最初の1段)
合わせ目消し直後のはみ出した接着剤の山、エポキシパテの粗整形など、「ガリガリ削る」用途。プラ表面はかなり傷だらけになるので、必ず細番手で仕上げ直す。
#400・#600:塗装下地の主役
塗装する人なら絶対に揃えたい2枚。ゲート跡を完全に消し、塗装の食いつきが良い適度なザラつきを作る。「#400で削って→#600で整える」が定番フロー。
#800・#1000:無塗装フィニッシュの仕上げ
素組み派でも「白化したゲート跡」を完全に消したいときの最終番手。#600で削った後さらに#1000まで上げると、塗装無しでもツヤツヤ。
#2000〜#10000:鏡面・クリアパーツ磨き
クリアパーツに付いた傷を完全に消したい、カーモデルのボディを鏡面にしたい、というときに使う上級番手。「磨き10mm厚 5種類セット(#2000/#4000/#6000/#8000/#10000)」が一括で揃って便利。
厚みの使い分け:10mm / 5mm / 3mm / 2mm
神ヤスは厚みも選べます。用途で使い分けるが、最初は「10mm厚」を揃えるのが正解。曲面追従と握りやすさのバランスが一番いいからです。
| 厚み | 得意 | こんな場面で |
|---|---|---|
| 10mm | 曲面追従と握りやすさが最強 | 万能。ゲート処理から曲面まで。最初の1択 |
| 5mm | 中間。平面・曲面どちらも | 面整え。10mmで荒削り→5mmで仕上げ |
| 3mm | 平面の精度が出る | 装甲のエッジ立て、平面ヤスリ |
| 2mm | 細部・狭い溝に入る | 合わせ目の溝、モールド内、入り組んだ箇所 |
削るときのコツ
- 力を入れすぎない:軽く何度も往復するのが基本。力で削るとプラが歪む・段差ができる。
- 水研ぎで目詰まりを防ぐ:水を付けるとカス(プラ粉)が固まらず長持ち。傷も浅くなる。
- 同方向にひと方向で削る:縦横ランダムに動かすと傷が交差して残る。
- 必要なら細番手にも入れた角度を変える:前の番手の傷の方向に対して90度違う方向で削ると、消し残しに気づきやすい。
まとめ
- 番手は「2倍ずつ」上げるのが鉄則。#400→#600→#1000が標準ルート。
- 塗装派は#400 + #600、素組み派は+#1000を追加で十分。
- 鏡面・クリアパーツは磨きセット(#2000〜#10000)で一括解決。
- 厚みは10mmが万能。細部用に2mmや3mmを買い足す。
よくある質問(FAQ)
Q. 神ヤスの番手はどう使い分ける?
#120〜#240は粗削り、#400〜#600は塗装下地、#800〜#1000は無塗装フィニッシュ、#2000〜#10000は鏡面用です。
Q. 神ヤスの厚みは何が違う?
10mm厚は曲面追従と握りやすさで万能。5mmは中間、3mmは平面精度、2mmは細部用。最初は10mm厚を。
Q. 普通の紙ヤスリと何が違う?
布ヤスリにスポンジ貼りで曲面追従◎、傷が深くなりにくく、水研ぎ&繰り返し使えるのが大きな違いです。
Q. 番手の飛ばし方はNG?
NGです。2倍ずつ上げるのが基本。飛ばすと前の傷が残って仕上がりが汚くなります。