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うすめ液・ツールクリーナーの選び方と使い分け【減り方の目安と常備量】

工具・準備
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うすめ液は「塗料を薄める」もの、ツールクリーナー(ツールウォッシュ)は「用具を洗う」もの。この2つを取り違えると、塗料をダメにしたりプラを侵したりします。系統ごとの正しい選び方と、意外と切らしやすい常備量の目安を図解でまとめました。

まず結論:うすめ液と洗浄液は役割が別

混同されやすいのですが、うすめ液は塗料の希釈用ツールクリーナー(ツールウォッシュ)は用具の洗浄専用です。名前が似ていても中身の設計思想が違います。

ツールクリーナーは洗浄力が非常に強く、塗料に混ぜると塗料成分を壊します。希釈には絶対に使いません。

SUMMARY2つは別物。混ぜない・使い分けるうすめ液塗料を薄める(希釈)系統を合わせて使うレベリング=遅乾で白化対策塗装のたびに減る主消耗品ツールクリーナー用具を洗う(洗浄専用)希釈に使わない塗装剥がしに使わない洗浄のたびに減る消耗品
⚠️ ツールクリーナー(ツールウォッシュ)を塗料の希釈に使うのは厳禁です。塗料成分を破壊してしまい、正常に発色・定着しなくなります。

塗料の系統別:どのうすめ液を選ぶか

うすめ液は塗料の系統に合わせるのが大原則です。ラッカー塗料に水性うすめ液、水性塗料にラッカー溶剤といった組み合わせは基本的に不可です。

塗料の系統合わせるうすめ液水での希釈
ラッカー(Mr.カラー等)Mr.カラー用うすめ液 系統不可
水性ホビーカラー/タミヤアクリル各社アクリル溶剤(両者ほぼ相互利用可)可(乾燥前)
エナメルエナメル溶剤不可

水性塗料は水でも塗れますが、伸びや乾燥性の点では専用のアクリル溶剤で薄めた方が扱いやすくなります。

MATCH塗料と溶剤は系統を揃えるラッカー塗料ラッカー用うすめ液水性アクリルアクリル溶剤/水系統違いの混用はNG

ラッカーうすめ液の3系統:通常・レベリング・ラピッド

Mr.カラー用のうすめ液には主に3系統があり、違いは主に乾燥時間です。通常を基準に、レベリングは遅く、ラピッドは早い乾燥になります。

DRYING SPEED乾燥の速さで選ぶ遅い早いレベリング白化対策・光沢通常基準ラピッド回転重視
💡 うすめ液(希釈)とリターダー(遅乾効果)は役割が別です。レベリングうすめ液は「溶解力が高く乾燥が遅い希釈剤」であり、乾燥だけを遅らせたい場合はリターダーを併用するという考え方もあります。

夏の白化(かぶり)対策は遅乾側で

ラッカーは高温多湿のときに白化(かぶり/ブラッシング)が起きやすくなります。塗膜が白くくもる現象です。

湿度の高い夏に速乾のうすめ液で吹くと、この白化を招きやすくなります。対策は遅乾側(レベリングうすめ液やリターダー入り溶剤)に切り替えることです。

SUMMER夏の白化を防ぐDon't高湿度で速乾うすめ液を使う結果:塗膜が白くくもるDo遅乾(レベリング/リターダー)結果:ゆっくり乾き白化しにくい

ツールクリーナーの使いどころ

用具の洗浄には洗浄専用の溶剤を使います。代表例と特徴を整理します。

製品主な用途ポイント
Mr.ツールクリーナー改用具洗浄専用希釈・塗装剥がしには使わない。250ml/400mlあり
ガイアノーツ ツールウォッシュ筆・エアブラシ・塗料皿の洗浄強力。プライマー使用後は必ず洗浄推奨
タミヤ ラッカー溶剤薄め用+用具・筆の洗浄プラを侵しにくく幅広く使える

水性ホビーカラーは乾燥前なら水で洗えますが、乾燥後で落ちにくいときはMr.ツールクリーナー改が使えます。乾いた用具を水だけで落とそうとしても溶けません。

⚠️ ツールクリーナーを塗装剥がしに使うのは避けます。強力すぎてプラ下地を侵す恐れがあるため、剥がしは専用リムーバーを使ってください。
USE / DON'Tツールクリーナーの用途エアブラシ・筆・塗料皿の洗浄水性の乾いた用具の洗浄塗料の希釈塗装剥がし左=OK用途/右=NG用途

減り方の目安と常備量

うすめ液と洗浄液は塗装のたびに減る消耗品です。特にエアブラシは吹くたびの希釈と、使用後の洗浄で両方を消費します。切らすと作業が止まるので、常に予備を確保しておくのが実用的です。

STOCK CHECK常備しておきたい消耗品使っている系統のうすめ液(本命は大容量で)夏用にレベリング(遅乾)を1本用具洗浄用のツールクリーナー残量が半分を切ったら次を買い足す
使い方消費の傾向常備の考え方
筆塗り中心希釈・筆洗いで中程度うすめ液+洗浄液を1本ずつ確保
エアブラシ中心希釈+洗浄で消費が多いうすめ液は大容量、洗浄液も予備を
まとめて塗装する時期短期間で一気に減る秋の塗装シーズン前にまとめ買い
💡 Mr.ツールクリーナー改には250ml(T113)と400ml(T116)があります。特大はうすめ液特大と同寸のポリ容器で、注ぎ口キャップを併用できます。回転が多い人は大容量が結局は割安・切らしにくいです。

買い足しのタイミング

「残りわずかで作業当日に気づく」のが一番困ります。残量が半分を切ったら次を確保する運用にすると止まりません。

FLOW1残量確認半分を切ったか2系統を確認塗料に合う溶剤か3買い足す大容量が割安

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ラッカー塗装の基本希釈液。汎用性が高く消費が最も早い定番消耗品で、リピート購買につながる1本目
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GSIクレオス Mr.ツールクリーナー改(特大)T116(400ml)
用具洗浄専用の定番。うすめ液で洗うより効率よく落ち、エアブラシ・筆の日常メンテで繰り返し使う消耗品
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GSIクレオス Mr.レベリングうすめ液(特大)T108
エアブラシ・光沢向けの遅乾タイプ。夏の高温多湿時のかぶり対策として季節需要に直結
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よくある質問(FAQ)

Q. ツールクリーナーをうすめ液の代わりに使ってもいい?

いけません。ツールクリーナー(ツールウォッシュ)は用具洗浄専用で洗浄力が強く、塗料に混ぜると塗料成分を破壊してしまいます。希釈は必ず塗料の系統に合ったうすめ液を使ってください。

Q. レベリングうすめ液と通常のうすめ液は何が違う?

主に乾燥時間が違います。通常を基準に、レベリングは溶解力が高く乾燥が遅いタイプです。エアブラシ向けに設計され、特に光沢塗料や、高温多湿での白化対策に効果を発揮します。

Q. 水性ホビーカラーの用具は水で洗えば十分?

乾燥前なら水で洗えます。ただし乾燥後は水では溶けにくくなるため、落ちにくいときはMr.ツールクリーナー改を使うのが有効です。乾いた汚れを水だけで落とそうとしても取れません。

Q. 夏に塗装すると塗膜が白くくもるのはなぜ?

ラッカーは高温多湿のときに白化(かぶり/ブラッシング)が起きやすくなります。湿度が高い時期に速乾のうすめ液で吹くと起きやすいので、レベリングうすめ液やリターダー入り溶剤など遅乾側に切り替えて対策します。

Q. うすめ液とツールクリーナーはどのくらい常備すればいい?

どちらも塗装のたびに減る消耗品です。エアブラシ中心なら消費が多いので、うすめ液は大容量、洗浄液も予備を用意しておくと安心です。残量が半分を切ったら買い足す運用にすると作業が止まりません。

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